2020.08.13

熱交換器を長持ちさせるにはメンテナンスが必須

プレート式熱交換器は、長年使用していると性能が落ちてしまうことが多いです。長く使用するには、適切にメンテナンスをしなければなりません。ここでは、プレート式熱交換器のメンテナンスについて解説していきます。

こんな兆候が顕れたらメンテナンスが必要

プレート式熱交換器は、内部が汚れていると次のような兆候が顕れます。そのようなときには、そろそろメンテナンスをしなければならないサインだと捉えておきましょう。

圧力損失が上がった

プレート式熱交換器は水などの流体を使って、熱を移動させる仕組みになっています。しかし、流体が熱源から吸収した熱のうち全てが有効に利用されるわけではありません。摩擦や分岐、合流などの際に一部のエネルギーが損失してしまいます。これが圧力損失です。

プレート式熱交換器は、一定の圧力損失が発生することを想定して作られています。しかし、内部の部品が汚れてくると、圧力損失が上がってしまうことが多いです。そのため、熱を有効活用することができません。酷くなってくると、熱をほとんど移動できなくなり、熱交換器としての機能を果たさなくなってしまいます。

熱交換器の能力が下がった

熱交換器の能力が下がってきたと感じたときも、メンテナンスが必要です。例えば、温まったり冷えたりするのに時間がかかるような場合が挙げられます。突然時間がかかるようになるわけではなく、少しずつ時間が長くなっていくため、気づきにくいかもしれません。

また、同じように使用していた場合には、燃料費が上がっていきます。以前よりも燃料費が高くなったと感じたら、メンテナンスを実施しましょう。

メンテナンスの方法

プレート式熱交換器のメンテナンスの際には、洗浄業者に依頼することが一般的です。開放洗浄という、分解して中を洗浄し、プレート状態を確認、ガスケットを交換することが従来の方法でしたが、最近では、熱交換器に安全な洗浄剤も出ており、触れほど安全なため、社内の人が自分で洗浄することも可能となりました。

汚れの程度によって対応方法は変わってきます。長期間若しくは一度も洗浄したことがない場合は、一度開放洗浄することを推奨します。内部の状態を確認するためと、ガスケットの経年劣化が発生するためです。新規での導入や、運転時間が購入時からさほど経過していないもの、何度か開放洗浄の経験がある、または汚れが少ないことを認識している現場においては、循環洗浄により対応が可能かもしれません。

まとめ

プレート式熱交換器のメンテナンスを行わないと、性能が低下し寿命も短くなってしまいます。長く使うには、定期的なメンテナンスがかなり重要です。兆候が顕れたときに実施するだけでなく、実施時期を決めて定期的に実施するのが望ましいでしょう。