ファンコイルユニットとは、送風機と熱交換器をユニット化した空調方式です。 主にホテルや病院など建物全体での空調管理が必要な場所で採用されています。このような場所ではエアコンよりもファンコイルユニットのほうが消費電力を抑え…
ボイラーとは、圧力容器に入れた液体を加熱して蒸気や温水を作る装置です。圧力容器には第一種と第二種があり、それぞれ点検の頻度や製造にあたっての許可申請など扱いが異なります。2つのうち、より厳しく規制されているのは第一種圧力…
冷蔵庫が冷えるのは、気化熱と気体の圧縮によるものです。 冷媒ガスが気化熱によって庫内の熱を吸収して気体になったものを圧縮機で液体にします。そして液体から熱のみを排出したらまた気体になるというサイクルを繰り返しています。こ…
排熱回収によって得られるメリットは、燃料の削減とコストカットです。 排熱を回収してエネルギーとして利用できれば、電力や燃料にかかる経費を抑えながら二酸化炭素の排出も削減できます。さらに、一定の条件を満たしていれば、再生可…
グリスとは、工場や機械のパーツに用いられる潤滑剤です。機械の摩擦を軽減し、なめらかに動かすために用いられます。グリスの洗浄にあたっては、洗浄剤の種類と汚れの性質を把握することが大切です。 洗浄剤は主に7種類あり、引火性や…
チラーは製造現場において、製造設備や計測装置を温度調節する目的で、広く利用されています。性能や機能が様々な上に広範な用途が求められることもあり、製品も多種多様です。ここではチラーの仕組み、チラーの種類、チラーの用途など、…
蒸気は身近な熱エネルギーの1つであり、工場、旅館・ホテル、病院など産業・公共施設の大半で様々な目的で利用されています。この蒸気利用において極めて重要なのが、蒸気ドレンの除去と回収と言われています。 この記事では、蒸気と蒸…
洗剤を使用する時は、汚れ除去の用途に適した洗剤を選ぶ必要があります。洗剤と用途のマッチングを間違えると、簡単に除去できる汚れも除去できないからです。 また洗剤は使用場所により家庭用、業務用、工業用に分類されます。一般家庭…
AHUとは多数の人が集まる、規模が大きな建物に設置される大型の空調設備です。AHUはエアハンドリングユニット(Air Handling Unit)の略称であり、エアハンとも呼ばれます。 AHUは熱交換器をはじめとする複数…
熱交換システムとは熱の性質を活用した仕組みのことです。熱は温度の高いところから低いところに移動する性質を持っています。この性質を活用して液体や気体を温める、もしくは冷やす装置として設置されるのが、熱交換システムです。 熱…
冷却フィンは、全熱交換器やエアコンといった電化製品で広く活用されている熱交換機器です。熱の性質を活用しており動力を伴わずに熱交換できることから、電化製品の省エネ性能を高める効果も期待できます。 しかし、電気機器の一部であ…
全熱交換器は省エネ型換気設備です。環境負荷の低減と空気環境の基準を満たす機器として注目されています。 旧来の全熱交換器は、設置に際して配管機器の設置や機器を設置するためのスペースの確保が懸念材料でした。また後付けの全熱交…
全熱交換器は換気しながら空調機能をサポートして、省エネ効果を高める効果が期待できる換気機器です。全熱交換器は熱と湿度を交換する仕組みによって、室温の維持に貢献します。 熱を交換する仕組みは、全熱交換器のほかにエアコンや冷…
資源エネルギー庁の調査によれば、我が国の最終エネルギー消費量の約40%が熱利用です。このうち民生部門の熱消費が約65%、産業部門の熱消費が約56%などとなっており、熱は重要な最終エネルギーになっています。 ところが一次エ…
工場を始めとした産業部門では、加熱、冷却、蒸発、冷蔵・冷凍など様々な熱供給用途で熱交換器が用いられています。そんな中で工場から排出される下水、処理済み廃液、汚泥など低温熱回収の熱交換器として古くから利用されているのが「ス…
空調設備は管理が不適正だと室内空気の汚染や温度・湿度の調整不能などの要因になります。よって建築物衛生法の適用を受ける建物は、「建築物環境衛生管理基準」に基づき浮遊粉塵量、CO2濃度、相対湿度など7項目の「空気環境の基準」…
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によれば、産業、運輸、民生のあらゆる分野において日本国内で消費される化石燃料を中心とした一次エネルギーの約6割が、未利用のまま「排熱」として大気中に放出されています。 参考:…
熱交換器はさまざまな場面で活用されていますが、スチームヒーターもその内の1つです。スチームヒーターを使用すれば、石油や電気などを熱源として使用する暖房器具と比べて、省エネにつながります。ここでは、スチームヒーターの仕組み…
熱交換器周辺には、様々な機器が使われています。熱交換器で処理した熱を効果的に利用するためには、本体だけでなく周辺機器が果たす役割も重要です。そのため熱交換器を使用する際に、どのような周辺機器が使われているのか事前に知って…
洗剤といっても複数の種類がありますが、その中に万能洗剤というのもあります。 何にでも使えそうな名称ということで、熱交換器の洗浄にも使えないかと思えるでしょう。実際に、万能洗剤は熱交換器の洗浄に使えるかどうかを説明していき…
アルカリ洗浄液は、油汚れを落とすのに適した洗浄液です。工場などで設備の洗浄を行う際には、アルカリ洗浄液を使用するでしょう。しかし、アルカリ洗浄液ならどれでもいいというわけではありません。ここでは、アルカリ洗浄液の使い分け…
地球温暖化を防止するには、温室効果ガスの排出量を減らさなければなりません。ただ、温室効果ガスがどこから排出されているのか、気になる人も多いでしょう。ここでは、温室効果ガス排出量の内訳について説明していきます。 国別に見た…
熱交換器を長く使用していると、プレートが割れてしまうことがあります。その原因を把握しておくことで、不具合や他の箇所への広がりを防止することが可能です。ここでは、熱交換器のプレートが割れてしまう原因について説明していきます…
油汚れを落とす際には、アルカリ洗浄液を使用するでしょう。工場などでは設備の洗浄で普段から使用されていますが、危険度も高いです。ここでは、アルカリ洗浄液を使う上での注意点について解説していきます。 業務用のアルカリ洗浄液は…
現在の地球温暖化はこれまで以上に深刻な状況です。このまま地球温暖化が進めば、近い将来の生活が危ないかもしれません。ここでは、昨今の地球温暖化の状況や将来への影響、それに向けた対策などについて解説していきます。 このままで…
熱交換器を使用すると、熱を低温の場所から高温の場所へ移動させることもできます。このことに関して不思議に感じている人も多いでしょう。ここでは、なぜ低温の場所から熱を移動させられるのか、その仕組について説明していきます。 熱…
熱交換器を長年使用していると、設置当初よりも性能が落ちてきたと感じることがあるでしょう。そのようなときには、原因を特定することが大切です。ここでは、熱交換器の調子が悪いときに、考えられる原因を紹介していきます。 配管内部…
最近ではさまざまなところで省エネ対策が行われていますが、規模の小さい工場だと難しいと感じている経営者も多いでしょう。ここでは、中小規模の工場でも簡単に始められる省エネ対策について紹介していきます。 低コストでできる省エネ…
水中に含まれる異物や汚れなどを除去するためには装置が使われており、その中の1つとしてマルチサイクロンがあります。 マルチサイクロンとは、水専用サイクロン式汚れ回収装置です。フィルターを使わず、吸引力を長期間にわたって維持…
排熱利用とは、工場設備などから発生する排熱を大気中に捨てずに有効活用することです。地球環境保護に貢献できてコスト削減にもつながるため、さまざまなところで導入が進んでいます。ここでは、排熱利用の具体例を国内と海外の事例に分…
熱は温度が高い方から低い方へ移動しますが、低い方から高い方へ移動することはありません。これは分子の運動が大きく関係しています。では、なぜ温度が高い方から低い方へ移動するのか、その理由について見ていきましょう。 熱の正体 …
工場などで使用している器具は、定期的に洗浄しなければなりません。しかし、金属製の器具の場合には、洗浄することで腐食してしまうこともあります。なるべく腐食を防ぎながら洗浄したいでしょう。ここでは、金属製の器具が腐食する原因…
夏の暑い日には欠かせないエアコンにも、熱交換器が使われています。エアコンはどんな仕組みで室内を冷暖房しているのでしょうか。またエアコン内で熱交換器はどんな役割を果たしているのでしょうか。 ここでは、エアコンが部屋を暖めた…
普段使っている水は、蛇口をひねるとでてくる水道水の利用がメインでしょう。日本の水道水は、蛇口からそのまま飲めるぐらい綺麗な状態で流れでるものです。ここでは、どのようにして水道水が作られているのかを説明していきます。 元と…
夏場に都市部での気温が周辺地域よりも異常に高くなることが多いでしょう。地球温暖化の影響と思われがちですが、原因はそれだけではありません。ヒートアイランド現象による面も大きいです。ここでは、ヒートアイランド現象が起こる原因…
最近、脱炭素社会という言葉を耳にする機会が増えたでしょう。温室効果ガスを減らして地球温暖化を防止しようという取り組みです。では、脱炭素社会では具体的にどのような状態になることを目指しているのか、本当に実現可能なのかについ…
熱交換器を使用するにあたって、使用期限は気になるものです。買い替えには高額な費用がかかるため、できるだけ長く使えることが望ましいでしょう。ここでは、熱交換器の寿命と長持ちさせるコツについて説明していきます。 熱交換器の寿…
水に含まれる不純物や汚れなどを除去するための装置として、マルチサイクロンというものがあります。比較的簡単に扱えるということもあり、身近で使われている例も多いです。ここではマルチサイクロンについて紹介していきます。 マルチ…
ろ過器は様々な種類のろ材の層に水を通して不純物を取り除くという仕組みから、電気などのエネルギーを使いません。化学変化も起こさないことから、危険も少なく扱いやすいでしょう。しかし、それでも定期的なメンテナンスは必要です。こ…
アルミニウムは高い熱伝導率だけではなく多くの特徴を持っています。例えば軽量であることと加工のしやすさ、導電性の高さなど。 現在では生活用品のほとんどにアルミが使われています。軽く例を挙げるならパソコンや半導体、宇宙服や航…
近年では地球温暖化が進んでおり、一昔前と比べて夏の暑さが厳しくなったと感じている人は多いでしょう。実際、世界平均気温は上昇しており、ここ30年ほどの間はその傾向が顕著に見られます。では、地球温暖化が我々にどのような影響を…
省エネが重要視されるようになってから久しくなります。すでに省エネを導入している企業も多いでしょう。ではいつごろから省エネが行われるようになったのか、省エネに対する社会の認識はどう変化してきたのか説明していきます。 きっか…
アルカリ洗浄液の容器には、「混ぜるな危険」の表記が付いている洗剤も多いです。なぜ混ぜると危険なのか、アルカリ洗浄液も混ぜないほうがいいのかどうか解説していきます。 なぜ混ぜると危険なのか 洗剤は化学的な性質によりアルカリ…
オフィスビルや商業施設など、さまざまな場所で空調設備が使われています。そして、空調設備の熱交換器に使われている流体や送風方式などにより分類することが可能です。それでは、主な空調設備の種類について紹介していきます。 熱交換…
熱交換器にはいくつか種類がありますが、その中でシェル&チューブ式というタイプのものがあります。これは、比較的シンプルな構造で古くから幅広く使用されている熱交換器です。ここではシェル&チューブ式の熱交換器について仕組みと特…
工場をはじめとする事業所では大量のエネルギーを消費しています。省エネを行い、生産コストの削減をしたいと考えつつも、どのようなことから始めれば分からないという人も多いのではないでしょうか。 ここでは事業所で簡単に始められる…
工場などではさまざまな設備を稼働させており、エネルギー消費量も多いです。その中でもボイラーのように熱が発生する設備なら、熱回収によりエネルギーの消費量を抑えられる可能性があります。ここではボイラーのブロー水からの熱回収が…
クーリングタワーとは、使用した冷却水を冷やし、再び利用できるようにするための設備です。これによって冷却水を廃棄せずに済むため、コストダウンと省エネルギーの両方を実現できます。 冷却水を冷却するときは、気化熱のメカニズムを…
ステンレスと聞いて「さびない金属」とイメージする方は多いはずです。ですが、使用方法や環境によってはステンレスもさびます。ステンレスのさびは、主に他の金属との接触によるもらいさび、汚れや水分、塩分の付着によって発生します。…
熱交換器に使われている部品のひとつにガスケットというものがあります。熱交換器が正常に稼働するために欠かせない部品です。 ここではガスケットの基礎と、熱交換器におけるガスケットの役割に注目し解説します。 関連ページ:熱…
社会生活を送る上で、再利用できるものは可能な限り再利用するのが望ましいです。そうすることでコストの削減にもつながります。そして再利用の対象は形のある物だけではなく熱も再利用可能です。ここでは排熱利用について紹介していきま…
熱交換器を始めとする各種金属製装置は運転中に必ず汚れが発生します。これを放置すると故障の原因になるため、汚れが発生した都度あるいは汚れ発生を防止するための定期的洗浄が必要になります。 洗浄液を使用する際には、落としたい汚…
熱交換器の配管内にコンクリートのような堆積物が付着していることがよくあるでしょう。これはスケールというものです。スケールが溜まりすぎると、熱交換器の性能を十分に発揮できなくなるため、定期的に除去する必要があります。 ここ…
新型コロナウイルスの影響で、室内で密閉空間を避けることが求められています。空調設備が整っているビルや施設などでは、自動的に換気されているように思われがちですが、実は密閉空間になっている場合も多いです。ここでは、空調設備の…
洗浄液は、汚れの性質や程度などに合わせて選びますが、洗浄力が強いほど危険性も高いのが一般的です。しかし、そのような常識を覆すダイナミックGC-Sという洗浄液があります。では、どんな洗浄液なのか、どのような場面で活躍するの…
プレート式熱交換器を長く使用していると、トラブルや不具合などに見舞われることもあります。工場の設備を安定的に稼働させるには、トラブルに対して備えておくことが大切です。ここでは、プレート式熱交換器でよく起こるトラブルとその…
プレート式熱交換器は、熱を移動させるために使用する機器です。 工場を始めとした産業部門では、加熱、冷却、蒸発、冷蔵・冷凍など様々な熱供給用途で熱交換器が用いられています。熱を移動させることで温度調整や熱回収、排熱利用など…
熱回収とは、廃棄物を焼却するときの熱エネルギーを回収して有効活用することです。 廃棄物を処理する際には、焼却処理されることが多いです。大量の熱と二酸化炭素が発生しますが、その熱を回収して有効活用する熱回収も同時に行われて…
マルチサイクロンとは、複数のサイクロンを備えている装置のことです。水中から汚れや異物などを取り除くことができます。では、マルチサイクロンがどのような仕組みで異物を取り除けるのか、どんなシーンで活躍するのか見ていきましょう…
工場などでは業務で使用する器具を定期的に洗浄しています。汚れを確実に落とすには、洗浄力の強い洗剤を使わなければなりません。一方で環境性・安全性を確保することも重要です。ここでは、高い洗浄力と安全性を兼ね備え…