2020.08.21

プレート式熱交換器でよくある トラブルと解決方法

プレート式熱交換器を長く使用していると、トラブルや不具合などに見舞われることもあります。工場の設備を安定的に稼働させるには、トラブルに対して備えておくことが大切です。ここでは、プレート式熱交換器でよく起こるトラブルとその主な解決方法について紹介していきます。

よくあるトラブルの例

プレート式熱交換器では、次のようなトラブルが起こりやすいです。

凍結割れ

凍結割れは熱交換器内の水が凍結した場合に起こります。水と一緒に温度が0度未満の低温液体を流体として用いる際に、低温流体の方を先に熱交換に流した場合などで起こりやすいです。

また、外気温が0度以下の環境で熱交換器を使用する場合にも、内部に残った水が凍結することがあります。水が凍ると体積が膨張するため、その影響で周辺部位が割れてしまうことが多いです。

流体が漏れる

熱交換器は長く使っていると、プレートが少しずつ劣化していきます。そして、小さな穴が開いたり、ひび割れが生じたりすることもあります。そのような隙間から、流体が漏れてしまうこともあります。

プレートの変形

熱交換器の内部に異物が混入したりプレートガスケットが膨潤したりすることで、プレートが変形するというトラブルです。また、水圧管を急に締め切ると、水流の慣性により衝撃が発生し、それが原因でプレートを変形させる例もあります。

トラブルの解決方法

トラブルが起きたときの対処方法や、トラブルの予防方法について見ていきましょう。

不凍液の使用

不凍液というのは、エチレングリコールなどを主成分としている液体で、文字通り凍りにくい性質の液体です。これを水の代わりに用いることで、凍結割れを防止することができます。

不凍液と併せて縁切り熱交換器を使用すれば、さらに予防効果が高まるでしょう。

定期点検

凍結割れやプレートの変形などは、ひどくないうちはあまり大きなトラブルは発生しません。流体が漏れているのも、ほんのわずかなら気が付かないこともあります。大きなトラブルに発展する前に、定期点検を実施しておいて小さな不具合を発見しましょう。早めに対処しておくことで、トラブルによる損害も最小限に抑えられるでしょう。

まとめ

プレート式熱交換器は、劣化などによるトラブルに注意しながら使用しなければなりません。もし、トラブルの兆候が現れたら、不具合調査を行って原因を特定する必要があります。また、トラブルが発生する前に劣化や不具合を発見するために、定期点検を実施しておきましょう。