2021.05.17

排熱利用でヒートアイランド現象を防止できる

夏場に都市部での気温が周辺地域よりも異常に高くなることが多いでしょう。地球温暖化の影響と思われがちですが、原因はそれだけではありません。ヒートアイランド現象による面も大きいです。ここでは、ヒートアイランド現象が起こる原因や防止策などについて説明していきます。

ヒートアイランド現象とは

ヒートアイランド現象は、都市部で気温が上昇する現象のことです。高温域が大都市を中心に、島のように形成されることから名称がついています。

地球温暖化は地球全体で起こっていますが、ヒートアイランド現象は局所的に起こるのが特徴です。日本なら東京や大阪、名古屋などが挙げられます。これらの地域周辺では、海水温の上昇と比べて気温の上昇が大きいです。

一方で、大都市から離れていて人口の少ない地域では、海水温の上昇と同程度しか気温は上昇していません。

都市部でヒートアイランド現象が起こるのは、土地利用と人工排熱が大きく関係しています。大都市から離れた人口の少ない地域では、自然が比較的多く残っているでしょう。しかし大都市の中心部では、地面の大半がコンクリートやアスファルトで覆われ、高層ビル群が建ち並び、森林や水田なども少ないです。

コンクリートやアスファルトは熱を吸収しやすく、高層ビルは風を遮り、窓で熱を反射します。冷房や工場設備などによる排熱も多く、熱が籠もりやすい環境になっているのです。

気温の上昇で夏場は熱中症のリスクが高まり、冬でも蚊が発生するなどの悪影響があります。

排熱を放出せずに有効活用する

ヒートアイランド現象を防止する方法として、排熱利用が挙げられます。これは、工場の設備から発生する排熱を有効活用するというものです。工場の設備の中には排熱が発生するものもあれば、熱を使用するものもあります。また、冬場であれば暖房を使用するでしょう。そのようなところで排熱利用が可能です。

排熱利用を行えば、化石燃料の消費量が減るため、地球温暖化の防止にも貢献できます。その上、コスト削減にもつながるでしょう。ぜひ排熱利用の導入を検討してみてください。

まとめ

ヒートアイランド現象は、高層ビル群やアスファルト、コンクリート、排熱などが原因で都市部とその周辺で起こります。局所的に起こるものですが、熱中症のリスクが高まるなど、悪影響は大きいです。ヒートアイランド現象を防止するのは難しいですが、工場での排熱利用が進めば、影響を緩和できるでしょう。

 

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