2021.11.15

地球環境保護につながる熱回収

Fireplace

日常生活の中で、燃料を消費して熱を発生させるということが行っています。灯油を使用する石油ストーブや石油ファンヒーターが代表的な例です。

しかし、このように燃料を使用して、わざわざ熱を発生させると有害物質が発生するため、地球環境や健康への悪影響が考えられます。そこで、代替えになるものとして考えられているのが「熱回収」です。

ここでは、熱回収について解説していきます。

廃棄物の焼却処理で発生する熱を上手く利用

熱回収について、ゴミ焼却施設を例に挙げてご説明します。

ゴミ焼却施設では、大量の廃棄物を焼却処理しており、熱と二酸化炭素が大量に発生しています。しかし、廃棄物の焼却処理により発生した熱は、大気中にそのまま放出されているケースがほとんどです。その熱を回収して、熱を必要とするところへ送れば熱の再利用が可能になります。このことが熱回収です。

暖房の熱として利用すれば、省エネにもなります。石油ストーブの暖房器具と比較して、二酸化炭素の発生量と限りある燃料の消費が減らせるため、地球環境への配慮にもつながるでしょう。

このことから、熱を資源として捉え、熱回収をリサイクルの一種として捉える見方も増えてきました。熱回収は、マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルと並んで、サーマルリサイクルと呼ばれています。

熱回収が行える焼却処理は埋め立てより地球に優しい?

地球環境保護のことを考えるのであれば、そもそも廃棄物は燃やさずに埋め立て処理をすればいいという意見もあります。埋め立てなら熱も二酸化炭素も発生しないため、より地球に優しいと考えられているようです。廃棄物の中にはプラスチックも含まれていますが、埋め立て処理なら焼却処理と違ってダイオキシンは発生しません。

しかし、埋め立てをすると長期的にはメタンガスが発生してしまいます。そのメタンガスが浸出水に溶けて水質汚濁につながることも多くあります。

一方、廃棄物の焼却処理は高温で焼却を行えば、ダイオキシンの発生をある程度は抑えられます。加えて熱回収も行えるため、長い目で考えた場合には埋め立てよりも熱回収が行える焼却処理の方が、地球環境に優しいと言えるでしょう。

まとめ

熱回収は、廃棄物の焼却処理で発生する熱を回収して、暖房の熱などに有効活用することです。熱を資源として捉える見方も強く、リサイクルの一種として位置づけられています。現状あまり普及してはいませんが、温暖化の防止など地球環境を守るため、今後はどうしても活用が必要な方法でしょう。

 

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