2021.05.10

マルチサイクロンを活用して生産効率をアップ

水に含まれる不純物や汚れなどを除去するための装置として、マルチサイクロンというものがあります。比較的簡単に扱えるということもあり、身近で使われている例も多いです。ここではマルチサイクロンについて紹介していきます。

マルチサイクロンの仕組み

マルチサイクロンは大きな筒状の装置の中に、小さなサイクロンが多数入っています。この小さなサイクロンが回転することで、遠心力を発生させて水中に含まれる不純物や汚れを分離させる仕組みです。

マルチサイクロンなら、ろ過器では取り除けない細かな異物を取り除くことができるため、ろ過の前処理などとして使用しているケースも多いです。

マルチサイクロンを使用する際には、装置の下部から水を入れます。そうすることで内部にある多数の小さなサイクロンにより強い水流が発生し、不純物が壁側に飛ばされます。そして、不純物は渦巻きながら下に落ちていくという具合です。一方、不純物が取り除かれた水は渦巻きながら上に押し上げられて、装置の上部に設定されている出口から出て行きます。

出口には配管などをつないで使用するのが一般的です。また、装置の下部には、取り除かれた不純物を集めておくための沈殿槽を設置しておきます。メンテナンスは沈殿槽に溜まった不純物を取り出すだけで済むため簡単です。

マルチサイクロンの導入事例

マルチサイクロンは主に次のようなところで使用されています。

プール・温泉施設

プールや温泉施設では衛生的な状態を保つために、汚れや異物などが常に除去される体制が整えられています。ろ過器が使用されている施設も多いですが、マルチサイクロンを併用することで汚れや異物の除去をより徹底できます。

井戸や海水の除砂

井戸や海水には細かな砂が含まれていますが、マルチサイクロンを使用することで、簡単に取り除けます。水産物の養殖施設などでも導入事例が多いです。

クーリングタワー

クーリングタワーの冷却水には粉塵などが溜まりやすいです。マルチサイクロンを導入することで、冷却水をきれいに保つことができます。メンテナンスで設備を止めなくて済むため生産効率も上がるでしょう。

まとめ

マルチサイクロンは、遠心力の力で水中に含まれる不純物を分離させる装置です。メンテナンスの手間が少なく、簡単に扱えることからさまざまなところで導入されています。マルチサイクロンを導入することで生産効率がアップする可能性が高いです。汚水の処理などを行う工程があれば、ぜひマルチサイクロンの導入を検討してみてください。

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