2021.07.16

さまざまなところで活用されている排熱利用!その具体例をご紹介

排熱利用とは、工場設備などから発生する排熱を大気中に捨てずに有効活用することです。地球環境保護に貢献できてコスト削減にもつながるため、さまざまなところで導入が進んでいます。ここでは、排熱利用の具体例を国内と海外の事例に分けて見ていきましょう。

国内の事例

国内では、主に工場などで排熱利用が導入されています。身近な例だと車の暖房も排熱利用と同じ仕組みです。

工場設備

工場の設備は、石油や石炭、電気などで動いていますが、稼働させることで熱も発生するものが多いです。その一方で、工場内ではボイラーなどの熱を必要とする設備もあります。また、熱を発生させることを目的としている、暖房設備もあるでしょう。その場合、熱が発生する設備から熱を必要とする設備へ熱を移動させています。これにより、熱を捨てずに済むという仕組みです。

清掃工場

清掃工場では大規模な焼却炉があり、大量のゴミが焼却されています。非常に多くの熱が継続的に発生するという環境です。その熱を利用して高温水を作ることで、近くの施設の給湯や暖房に利用するという取り組みが行われています。また、熱交換器を使用して使いやすい温度まで下げれば、一般住宅の給湯や暖房にも利用可能です。

車の暖房

車のエンジンでは大量の熱が発生しており、普段は冷却水や冷却装置で冷やされる仕組みです。そして、車内で暖房を使用する際には、このエンジンの排熱が再利用されています。暖房のために熱を作り出しているわけではないため、車内で暖房を使ってもガソリンが減りにくいです。

海外の事例

海外の事例について見ていきましょう。

ロンドンの地下鉄

地下鉄を走らせるのにも大量の排熱が発生しており、ロンドン地下鉄ではその排熱を暖房に再利用する取り組みが行われています。主に近くの企業や住宅などで暖房として活用されており、世界初の取り組みです。

ノルウェーのデータセンター

データセンターでは非常に多くのコンピュータが稼働しており、大量の電力が消費されています。ノルウェーで行われているのは、そのデータセンターで発生する排熱を液体で冷却し、その液体を床暖房などに再利用しようという取り組みです。再利用した後の液体を再びデータセンターに戻せばまた冷却水として使用します。

まとめ

排熱利用は、主に暖房に活用されている例が多いです。他にもボイラーや給湯など、熱を必要とするところなら活用できる可能性があります。中小規模の工場などでも利用できる可能性は十分にあるため、ぜひ今後の導入を検討してみてください。

 

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