2020.08.13

熱交換器の効率が悪い! スケールが原因かも

熱交換器を使用していると、設置当時よりも効率が悪くなった感じることがあるでしょう。そのようなときには、配管内にスケールが付着しているかもしれません。ここでは、熱交換器の配管内にスケールが付着することで起こることと、スケールの除去方法について説明していきます。

熱交換器の配管内にはスケールが付着する

熱交換器には冷却水が使われており、冷却水にはカルシウムやマグネシウム、シリカなどのミネラル成分が溶けています。この冷却水は、古くなったら交換しますが、基本的に同じものを繰り返し何度も使用するのが一般的です。その間に冷却水は少しずつ蒸発し、ミネラル成分の濃度が濃くなります。溶けきれなくなったミネラル成分が析出して、配管内部に付着して固まったものがスケールです。

スケールが蓄積することで冷却水の通り道が狭くなり、流れが悪化することがあります。冷却水が滞留している箇所にはスケールができやすく、配管が詰まってしまうこともあるかもしれません。熱源と冷却水との間にスケールが入り込み熱の移動を妨げ、熱伝導も低下してしまいます。

熱交換器の消費エネルギーも、スケールの付着量に比例して上昇します。配管内部に付着しているスケールの厚さが0.5ミリ程度だと、消費エネルギーは通常の約6割増になり燃費にも悪影響です。

定期的にスケールを除去しよう

スケール付着による悪影響が出ないようにするため、熱交換器の配管は定期的に洗浄してスケールを除去しておきましょう。ただし、スケールは非常に硬く配管の内部に強固に付着しています。ブラシやタワシなどで擦ったくらいでは取り除くことはできませんし、通常の洗剤でもほとんど落とせないでしょう。

そのため、スケールを除去する際にはスケール専用の洗浄液を使用するのが一般的です。多くの水スケールは、強酸性の洗浄液で落とすことができます。ただし、強酸性の洗浄液は、危険度も高いため注意深く扱わなければなりません。

そして、スケール専用の洗浄液の中でも、ダイナミックデスケーラーは、安全性が高く扱いやすいのが特徴です。PH0.6ですが、素手でも触ることができるので万が一の被液時にも安全で、且つ短時間でスケールを除去できます。

まとめ

熱交換器の配管にスケールが溜まると、熱交換器本来の性能を発揮できなくなってしまいます。エネルギー消費量も増え、工場での生産効率が下がってしまうことも多いです。熱交換器を使用している場合には、スケール専用の洗浄液を使って定期的にスケールを除去するようにしましょう。